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本記事のテーマ|デジタルとアナログどちらがいいの?
もしかするとこのテーマは、
漫画を描こうと決心した人は初めに差し当たる問題かもしれませんね。
ですが安心してください。
この記事を読んでいただければ、簡単に解決できます。
では話を進めましょう。
まずは挑戦者の方のために、
簡単にですがアナログとデジタルの説明の方からさせていただきます。
アナログ|訂正できないという美しさ。昔ながらの漫画制作
アナログというのは、原稿用紙やGペン、インクにトーンを用いて紙に直接漫画を描く制作方法のことを指します。
アナログの良い点としては、様々あるとは思いますが私が思うにアナログの良さは「消せない」というところにあると思います。正式にはホワイト等を用いれば消すことは可能なんですが、完全になかったことにするということはできないと思います。
では、なぜ消せないことがいいことなのか、そしてアナログのデメリットもご紹介させていただきます。
メリット1│自分の中で妥協点をつけることができる
デジタルの時にもご紹介しましたが結局アナログもこだわろうと思えばそれこそめちゃくちゃこだわれます。
ですが、デジタルと違い完全になかったことにするということはできないので、気に食わないけど...「これはこれでいいかも!次に繋げよう」といった感じに漫画を描き上げることができるので、
それこそ人によってはアナログから始めたほうが成長するスピードが早いかもしれませんね。
メリット2│自分の思い通りの線が描ける
こちらは当たり前といえば当たり前なのですが、紙に直接描くのでデジタルと違いツールや機能に左右されることはありません。
なので遅延も発生しませんしもっと太く描きたいと思えば力強く、もっと細い線を描きたいと思えば力を弱くすれば簡単に描くことができます。
それにアナログの失敗は「失敗したけど、意外と良い線」ということが多々あります。
デジタルと違い無かったことにはしないので、それこそ作者の努力、魂のこもったページになると思います。
デメリット1│基礎的な画力が必要
やはりここはデジタルと大きな違いが出ると思います。
漫画を描くひいては、絵を描くという基礎の力がないと線の強弱をつけることはできません。それに線がゆがんだりブレたりした時に逐一ホワイトを使い修正するということは、やはり面倒です。
ですが、自分の画力がはっきり理解できるので自分の力を知るうえでは大事なのかなと思ったりもします。それに力がないと理解することができれば、デッサンやクロッキーにおのずと手が伸びていくと思います。
その点で言えば、デメリット?なのかなとも思ったりします。
デメリット2│金銭面が意外にかかる
原稿用紙、ペン先、トーン、ホワイトなどにおいてはやはり消耗品です。
しかも一応画材なのでちょっとだけ高いです。
もちろん社会人の人やプロの人からしたらそんなに高くはないとは思います。
ですが、大抵漫画を描きたいと思う人はお金のない学生です。
まして漫画を描いたことがない人なら沢山失敗を重ねることでしょう。
そんな中で作品をこだわろうとすればするほど、
金銭面で地味に痛い出費となるのはかなりデメリットだなと思いました。
ですが近頃では、百円ショップでもトーンを購入することができます。
それにインクも百円ショップの墨汁を使用しているプのの先生も多くいらっしゃいます。
ですので軽い気持ちで漫画を描き始めるのならアナログはありなような気もします。
デジタル|作業効率アップ、超便利。だけど見落としがちな落とし穴
デジタルは、作業環境さえ整っていれば、驚くほど作業効率がアップします。
例えば、コマ割やベタ塗りといった単純作業が格段に速くなります。
その上ペン先や筆、トーンの種類が数多に存在します。
ですので、オリジナルの表現であったり効果、
こういう風にしたいなぁというイメージに限りなく近く描くことができます。
一見というか誰が見ても「アナログよりデジタルで漫画を描いたほうが良いに決まってるじゃないか!」と思い手を出してしまうと思います。
事実、沢山のツールがあり便利は便利なのですが問題点はその便利さに潜んでいます。
「え!?どうして便利なのに問題点なの?」と思った人、多いと思います。
ですがそう思った人こそ注意が必要です。
「便利」の何が問題かを紹介していこうともいます。
デメリット1|こだわりという落とし穴
「こだわることはいいじゃないか!」と思ったそこのあなた、もちろんです。こだわることはとても重要だし、こだわることをやめてしまえばそれこそ描くことが楽しくなくなってしまいます。
ですが・・・問題はそこではありません。
こだわりすぎるあまり1作に多大な時間を要してしまうということが問題なのです。
漫画を描いたことのない日とはイメージしにくいと思うので例をあげさせていただきます。
例えば、小さいおもちゃ箱と沢山のプレゼントがあったとします。
すると子供はどうするでしょうか?きっと、もらった沢山のプレゼントに目を輝かせ片っ端から開封し沢山遊びそうですよね。
散らかった部屋と子供に対し「このプレゼントの中から欲しいものだけその小さなおもちゃ箱に入れてみよっか」なんて言うと小さいおもちゃ箱からこぼれ落ちてもおもちゃを入れ続けるとは思いませんか?
つまりはどういうこと?と言うと
ツールを試すのが楽しすぎるのです
触れば触るほどこんな機能もあるのか!と驚き、
こういう筆を作りたいと思えば感覚で作れてしまいます。
そうした結果、長期的にこだわりにこだわった作品が評価されればいいのですが、
問題は、たくさんの時間を要して描いた漫画がつまらなかったとき、
あなたは挫折せずにもう一度筆を握ることができるでしょうか?
完璧に表現して完璧に絵を描いて結果がつまらない。
正直めちゃくちゃ挫折します。
なのでこだわることは大事なのですがこだわりすぎることはしないようにしましょう。
もう少し心持を楽にして、
「私は初心者だからこのくらいでもいいや」
といった感じに自分に対し妥協することを覚えればきっとうまくなります。
天才でもなければ1作品で結果が出ることはありませんからこだわりすぎて嫌になってしまうくらいなら自分を許して漫画を描きましょう。
そうすれば、あなたにとってデジタルでの漫画制作はとても明るくとても楽しいものとなるでしょう。だってめちゃくちゃ便利でめちゃくちゃ楽しいからです。
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デメリット2|初期費用が少し高い・・・
気軽に漫画を描き始めたい絵を描きたい人にとっては痛いお値段だと思います。
それこそ「アナログの方が安いんだからそれでいいじゃないか!」と言われればそれまでです。
ですが、お待ちください!そんなあなたに私が本当に実行した体験談をお話しします。
この方法を使えば、初期費用0円楽しい漫画ライフを送ることができます。
なんだか、怪しいアフィリエイトサイト見たくなってきましたね(笑)
その方法とは・・・
親に頼んじゃえばいいのです
「は???」と思ったそこのあなた、すいません。その通りです。
ですが、誕生日やクリスマス、お年玉時期であれば何ら問題なく買ってもらえるのではないのでしょうか?
誕生日過ぎちゃったよという方は、それまではアナログで毎日練習すればいいのです。
そうすればきっと親御さんはあなたに目を向けてくれるはずです。
「こんなに頑張っているのなら・・・」「もしかしたらこの子は・・・」と
ーまずは行動してみてください
そして親が絵を描いてるときに「何してるの?」と聞いてきたその時こそ
親の絵を描いて「見て!がんばって描いたんだ!どうかな?」と聞いてみてください
次の日にはあなたの手元には、完璧な環境が整っている事でしょう
為せば成る為さねば成らないのです。
まとめ|結局どちらがいいかというと・・・
私個人としては断然デジタルです。
デジタル経験は長くなればなるほど、大人顔負けの技術が身に付きます。
それこそ、デッサンやクロッキーといった「は?なにそれ?」という単純作業をぶっ飛ばして自分の好きなものだけ描いていればいいので、
「自分は怠け癖があるなぁ・・・」
「勉強嫌いだなぁ・・・」
「努力せずうまくなりたいなぁ・・・」
って人はデジタルをお勧めします。初めは少し躓きますが慣れれば最高に楽しいので。
この記事を読んだあなたが1日でも早く楽しいデジタルライフを送れる日を待ちわびております。
親に頼むためにアナログをするのはいいかもね!
ご拝読ありがとうございました。