本記事のテーマ
こちらの記事は、
「初めて顔を描くのに何を描いていいかわからない」
「顔を描きたいけど上手く描けない」
「顔を描いてみたいけど、描き方がわからない」
といった人たちのための1から始められる【完全攻略マニュアル】|Vol.2となっております。
それでは前編を踏まえた上でより深い内容をご紹介させていただきます。
修行③|顔のパーツはこれから練習しよう!
顔のパーツにおいて最も重要な部分は、ズバリ「眼」です。
どうして一番重要なのかというと人が一番注目する部位であり、最も私たちがこだわれる部分だからです。
それでは、顔の描き方【完全攻略マニュアル】で紹介した、
輪郭をベースに眼の簡単な描き方をご紹介させていただきます。
眼の描き方①|大体の位置を決定
まずは、描いた十字線に従い眼の大体の位置を決めてしまいましょう。
十字線の中心から見て上下に補助線を引きましょう。少々面倒ですが、補助線をひくことにより眼のバランスが崩れることを防ぎます。ひいては顔のバランスを防ぐことができるので何度か試して眼の位置を自分の身体に叩き込んでいきましょう!
眼の位置は中心線にしたがい補助線を引く。赤丸を忘れずに描きましょう!
では!お待ちかね!眼を描きこんでキャラクターに命を吹き込んでいきましょう。
眼の描き方②|十字線を中心に目を描く
正直ここをどのように説明すればいいのか悩みました。なぜなら練習するしかないからです。でもそれでは「じゃあ何のための完全攻略マニュアルだよ!」と言われかねません笑
ですので自分の絵を鬼のように徹底研究して一つの答えを見出しました。
ズバリ!中心線に始まり中心線に終えるです。
一体どういうことかというと、上まぶたと下まぶたの延長線に必ず十字線がくるように描くということです。この描き方をするメリットは2つあります。
・両眼のバランスがより合わせやすくなる
・眼に丸みを帯びるためよりわかりやすく見やすい絵になる
眼の鋭いキャラクターや逆に可愛いキャラクターを描きたい場合でも同様です。
延長線には必ず中心線がくることを心がけましょう。
ここで大切になってくることは、「心がける」ということです。
初挑戦の時から中心線に沿って描けばいいのか!描けた!とは中々なりません。
私が読者なら、「あんたは上手いからそんなこと言ってんだろ!」となります(笑)
やはり現実は厳しいですね。イメージがあってもその通り描けないことはとてもストレスですし私の記事の様に「こうすりゃ描けるよ!」なんて絵がそこそこ描ける奴が言っても何の説得力にもなりません。ですので心がけるだけで十分です。
心がけてさえいれば自分の描きたいように描いてもらって構いません。
絵を描き続けていれば壁にぶつかるときがあります。「なんだか眼が上手くいかないな」と思ったときにふと思い出して延長線が十字線に向かっているかを確認していただければ幸いです。
眼の延長線が顔の中心線(十字線)に向かうように心がけて描く!
絵を楽しむということが最善です。忘れないでくださいね。
それでは次に眼のワンポイントアドバイスをご紹介します。
このアドバイスは、初挑戦の人も簡単に試すことができるので是非お試しください。
眼の描き方③|少しの工夫で大変身!
おわかりいただけますでしょうか?
画面が左手が工夫前、右手が工夫後です。印象ががらりと変化しキャラクターの印象がさらに増したことにお気づきいただけたかと思います。
ここからは文章では説明しずらい部分となりますので、画像を踏まえてご紹介します。
注意するポイントは、特にありません。
ただただ上まぶたと下まぶたに沿った線を描きましょう!
ここで眼の中の上半分を黒く塗る際に注意すべきポイントがあります
真っ黒にはせず少し明るめの黒を使いましょう
どうして真っ黒ではいけないのかというと、ここで眼を塗りつぶしてしまうとそれ以上描きこむことができなくなってしまうからです。眼の中の模様はワンパターンではありません。
ですので、あなただけのオリジナル性を発揮することが可能なのです!それなのに、眼を真っ黒にしてこだわりを捨ててしまうのはとてももったいない!なのでこだわりにこだわるために、眼を塗るときは黒より少し明るめの色意を使用すようにしましょう。
そして自分自身にあった描きやすい又はかっこいい眼を鬼のように研究しましょう。
パターンは無限大なのでこだわればこだわるほど、きっと眼が描くことが楽しくなることでしょう。
眼の対角線に影をつけましょう!この時注意すべきポイントは、太い線を使い描きこむのではなくできるだけ細い線で描きこむようにしましょう。
私は眼の周りは描きこみたいというこだわりがあるのであまり塗りつぶしませんが、塗りつぶしてしまうのもありだと思います。この辺りは人によって千差万別ありますので、本当に面白いところだなぁと感じます。
そして・・・眼の中心に向かい円を描くように眼の模様を描いていきましょう。
これを思いついたのは、母親の「眼が綺麗やね(←彼女に言われたかったなぁ)」と言われた際に、鏡で眼の中を10分ほど眺めていた時に中心に向かって線が入っていたので、これを絵に加えてみては?と思い描いてみたところ良い感じになったので使用しております。
本当によく見ないと分からないポイントですが、これをするとしないでは、絵の雰囲気に大きく関わっていきます。リアルな瞳を描きたい人にとっては試してみてもいいかもしれませんね。
・眼の影は対角線に細い線を使うこと、塗りつぶすのもいいかも
・瞳の中心に向かい円を描くように線を入れる
最後です。瞳の周りを白で荒く削りましょう。
なぜせっかく描いた瞳を白で削るのかと言うとよりリアルにするためです。
一度お風呂に入った際に、自分の眼の中を見てみてください。
私が見た際は、瞳の周りはぼやけていました。それまでしっかりと瞳を描いていた私ですがその日から瞳の周りを削るとよりリアルな瞳に近づいたのでそれからはこの描き方をしております。瞳の周りを削るポイントと注意としては、
黒目と白目の区切りがつきすぎないように削る、でも削りすぎには注意!
削りすぎてしまうと黒目がなくなってしまうので笑
黒目と白めの区切りをあいまいにすることで瞳の光彩や丸みも描くことができるようになるので、ここから色を塗るとなればさらにこだわることもできます。
ですので簡単に始められる一工夫ですのでぜひ一度試してみてください。
前の自分より良い眼が描くことができたのなら幸いです。
まとめ|ここだけの話・・・
いかがでしたでしょうか?
簡単にですが眼の描き方についてお話させていただきました。
ここだけの話、眼に描き方なんてないと思うんですよ。いや、伝え方が悪いですね。
眼に正解なんてないと思うんですよ
今私は偉そうにこれが良い眼の描き方だ!なんて言ってますけどそれは私が良い眼と思っているだけで他の人からしたら「そんなに・・・」なんてことはしょっちゅうあることです。
なので基礎的な部分、眼の位置であったり形の作り方は真似していただいても構いません。ですがそれ以降に関しましては、自分の中での正解を見つけ出してください。
この人の描く眼がいいな!と思ったら真似して描いてみて、自分が描いた時になんだか違うとなれば、どこが違うのを研究してください。
私が過去にしたように自分の眼を見つめるのも一つの手段だと思います。友達や家族の眼を研究するのもいいかもしれません。
ですが、他人に眼を見せてもらう時は許可を取りましょうね。
そうしないと「ヤバい人だ・・・」と思われかねないので。
「学ぼう!」という心持ではなく「見てみたい!してみたい!」という心持で動いてみてください。
きっと眼の奥深さに驚くと思います。