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本記事の内容
今回はアメコミっぽい絵が描きたいなぁと思ったのでいつもと塗り方や雰囲気を替えて条件付きでイラストを描いてみました。
本記事では、イラストに対するこだわり描く上で悩んだポイント、使用したツール、配色のこだわり等をお話出来ればと思います。ですので、
「イラストの描き方が知りたい人」
「作業過程のこだわりを学びたい人」
「鬼の一筆の使用ツールが知りたい人」
という人に読んでもらいたい記事となっております。
初挑戦の人にもわかりやすいすぐに使える裏技もお話ししていきたいと思います。それでは行きましょう。
イラストのご紹介~イメージとコンセプト~
こちらが今回描いたイラストです。
イメージは機械工の女の子が作業を始めるというシーンを考えて描きました。
身体に巻きついた恐竜の骨は、女の子の作った助手で作業の手助けをしてくれるという設定です。
私的には良い感じに描けたのでは?と思っているのですがどうでしょう…。
アメコミっぽく描きたいというコンセプトは完全に崩壊してしまっているなと思いますが笑
あまりアメコミっぽくならなかったのは、陰影が足りないからなのでしょうかね
描く上で大切にしたポイントは、全体的にアメコミっぽくすることを大切にしていたので、重厚感のあるドシッとしたキャラクターなる用注意していました。
こだわり①|たまには下描き描きこんでみました
たまには下書き pic.twitter.com/4z8vTAGgTH
— Keigo Shimizu@鬼の一筆 (@keigoshimizu) December 22, 2019
久々にちゃんと下描きでもしてみるかと思い描きました。
下描きをしっかり描くと絵の完成イメージがはっきりするので面倒くさいがやらなきゃいけないかもなと思いました。
下描きで注意したポイントは魅せたい部分である顔や雷のマークをどこに描くかで悩みました。
描き始めは、顔だけだったのですが雷のマークを描いたところ注目点が雷のマークになってしまったので、急遽頭にガイコツの恐竜をつけることで顔に注目点を持っていくことができたのでイラストとして比較的まとまったと思います。
やはり下描きと言えど、全体的に丸みを帯びるように描けばイラストとして非常に見やすいものとなります。
やはり大事なことは下描きについてもあまり変わりません。
塗り方については、こちらの記事の記載通りです
→明けましておめでとうございます【2020年版】
こだわり②|重視した塗りと描き方のポイントをご紹介
今回の塗りのコンセプトはアメコミっぽくしたかったのでひたすらアベンジャーズ見ながら「こうでもない、ああでもない」と試行錯誤しながら描いていました。
あまりうまくはなかった塗れませんでしたが、いつもの塗りよりハッキリと塗分けることはできたのでこういう塗をしたい人の参考にはなるかなと思います。
それではこだわった塗りポイント3箇所ご紹介したいと思います。
▼何かをかじるキメ顔
とにかく何かをかじっている顔って
妙にかっこよくないですか?
何かのCMでかじるシーンがあって
描いてみたいなってことで描きました。
塗りは、できるだけアメコミな的な塗り
になるように乗算で塗り重ねながら
黒を多く使用しました。
▼ENTERと雷マーク
ENTERは何描こうかなぁと思いキーボード
でたまたま見たものを描きました。
たまにある壁ラクガキのようにすれば
アメコミのようになるはず・・・
と思い黒い影を強めに付けました。
雷も大きめに描くことで
絵にアクセントをつけました。
▼大きな赤い手袋
「アメコミと言えば赤だろ!」と思ったのと全体的に緑と黄色で主著の薄い色だったので
赤い手袋にしました。
拡大すればよくわかると思うのですが、
下描きは残したままにすることにより
機械工特有のの汚れを表現しました。
アイアンマンに引っ張られ過ぎましたね
こだわり③|使用していたイラストツール
今回使用した主なツールについてご紹介します。
って言っても前と同じなんですよね・・・。
塗り方はいつもと違うのでツールより加工方法を重点的に紹介します。
次にイラストを描くときはツールを変えてどのように変化するのかを比べてみたいと思います。
▼鉛筆と色鉛筆
ハードに使用しすぎてすいません。
本当に一度使ってみてください。
描きやすすぎます。私の感覚とあっているだけかもしれませんが初挑戦の人にとっては癖も一切ない非常に使いやすいツールだと思います。
どちらかというと、鉛筆は線画。
色鉛筆は色塗りに近いかもしれません。
▼明るく重ねるオーバーレイ
光が当たっている個所や目のツヤを表現するときにオーバーレイを使用しました。
きっとオーバーレイ自体は明るく
塗り重ねるものではないかもしれませんが
感覚的にはそんな感じでした。
なので初挑戦でこのツールを使いたい人は
明るくしたい部分がある時に使用してください。
恐竜のガイコツの目を見てもらえると
分かりやすいかもです。
▼暗く塗り重ねる乗算
オーバーレイの対面で影をつけたいときに非常に役立つ合成方法です。
「影をつけ忘れた!」という場合にも
グレーを使い乗算で塗り重ねる事で影を微調整
しながら塗り重ねることができるので
キャラクターに影をつけるのが苦手という人
にとって大変便利な合成方法だと思います。
今回のイラストの影は全てこちらを使用しております。
まとめ|初挑戦の人こそツールを使うべし
私も初心者の時はツールを犬猿していたのですが、CLIPSTUDIOを長年使っていて思いました。当たり前ですがツールは使うべきです。
「どうやって使うかわからない」という人が多いかもしれませんが使い方なんて後から理解していきます。
わからないうちは適当に使ってなんとなーくこれってこういうものかと理解するまで描き続ければいいと思います。そうすれば、ツールを理解する頃には良い感じに画力も上がっているのでさらに良い絵が描けること間違いなしです。
なので犬猿する前に「とりあえずやってみよう!」の感覚を大切にしてください。
行動しなければ何も手に入りません。何もしないくらいなら何かしていつもと景色を変えて新たな技術を学んでいきましょう。
私もより初挑戦の人にわかりやすいツール紹介ができるよう努力します。
何卒よろしくお願いします。