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本記事の内容
私は高校の時「東京喰種」という作品を読んで芸術の世界に足を踏み入れました。
それからいままで私の憧れは作者の石田スイ先生であり真似る絵もすべて石田スイ先生だったんです。作品よりも作者が好きだというくらい大好きなんです。
というか彼描く作品なら私は何でも好きです。
自分でこの記事を書いていて思います。好きって怖いですね・・・(笑)
ですが、最近石田スイ先生と同じくらいの衝撃を受けた人物がいます。
それがorieさんです。
というかイラストレーターさんであんなにも衝撃を受けたのは初めてでした。
センスなんでしょうか・・・?雰囲気?世界観?すべてが凄い、凄すぎて凄いとしか書けない自分の語彙力を恨むくらい好きなんです。
ここまでで十二分に伝わったとは思います。
好きなんです。
なので私も彼女に寄せた絵を描きたい。
彼女みたいな絵が描きたいと思い描きました。
そんなお話です。
衝撃を受け過ぎたorieさんのイラストはコレ!
みんなが求めるものにならないで
嘘ついて、自分を違う色に染めてしまわないで
数字は答えじゃ無いんだよ
君が好きだよ、大好きよ pic.twitter.com/u4t399YMKd— orie*コミティア I09b (@orie_h) November 11, 2019
これ本当にすごい。
すごすぎて友達の家なのに友達を完全無視して5分くらいフリーズしてしまうくらいには衝撃を受けました。
他の作品ももちろんとっても良いのですが中でも私はこれが好きでした。
まずは、髪のサラサラ感。描いてみるとわかるのですがこれめちゃくちゃ難しい。
線を入れ過ぎても日本人形。減らしすぎてもハゲチャビン。ちょうどいいが見つからない。
それに加えこの全体的な淡い優しいタッチのイラスト・・・。半端ない。
しかもこの用紙サイズの大きさ。ふつう縦長にしてキャラクターを斜めに置いて絵を描くでしょうか?この発想、私には無かった。ただでさえ画力と色彩で見せられたのにアイデアセンスも凄くて・・・。こんなの満塁ホームランですよ。
毛先の灰っぽい感じもいいなぁ・・・。
なので、何か盗める技術はないかと私なりに彼女のイラストを研究しました。
正直わからないことだらけだったんですが・・・(笑)
そもそも画力とセンス、思いの強さが段違いなので表現したくても他人には表現できないような個性がほとんどなんだなと感じました。めちゃくちゃ勉強になりました。
イラストのご紹介~テーマとイメージ~
空に憧れた少年が空を見上げあまりのまぶしさに涙を流しているというイラストです。
イラストのテーマは【憧れ】です。
せっかく一番好きなイラストレータさんとお話しできたのだからその好きや憧れをすべてぶつけて描きました。orieさんらしさを取り入れたかったので涙の描き方や花を添えたり髪の塗も意識して描きました。
自分らしさも出したかったので、リンゴを描きました。
あとできるだけいつも使わない合成方法やツールを使い描きました。
いろいろな発見が見つかって面白かったです。
世界観はまだまだ勉強が必要だなぁと力不足を感じました。世界観だけじゃないですね(笑)
自分の絵というものをもう少し突き詰めて考えてみてもいいかなと思いました。
何はともあれ描いてて楽しかった。orieさんには感謝しかありません・・・。
こだわり①|イラストのQ&Aを聞いてみました!
憧れの存在であるorieさんとお話ができた私は有頂天になってしまい勢いでこんなことを聞いてしまいました・・・。
ってことでorieさんにイラストレータを目指すうえで大切にするべきQ10の質問をしてまいりました!
Q1:創作する際にこだわっているポイントはありますか?
Q2:絵を描いたきっかけは?
Q4:創作する際に苦しんだ経験は何かありますか?
Q5:また同じように苦しんでいる人たちに何か一言おねがいします
Q6:将来の夢は何ですか?
Q7:有名にイラストレーターになるまでにしたことはなんですか?
Q8:イラストの世界観を作る際に参考にしたものはありますか?
松本大洋さんのおすすめ著書↓
Q9:継続するコツって何かありますか?
Q10:イラストレーターを目指す人へ一言お願いします
こだわり②|大切にしたポイントと私なりの世界観
今回も本気でこだわりました!
特に注目していただきたい部分と何を思い描いたのかを書かせていただきました。
少しでも私の憧れたちに近づけるようこれからも学んだノウハウは全てアウトプットしていこうと思います。憧れと並ぶくらい上手くなりたいなぁ!
▼髪の毛
会得したいなぁと思い何度も失敗挑戦を
繰り返したんですがやはり難しい・・・。
当たり前ですが一朝一夕でできる
技術ではなかったです。
自分の中で唯一髪の毛を良い感じに
描けたかなと思うのがここでした(左図)。
あの女性らしい髪の軽さ描きたい!
▼表情
ですが、今回涙の描き方をいつもの
ものとは違いorieさんのマネをしたんですが
この涙の描き方とってもいい!
涙のあたたかさが凄く伝わります。
イラスト全体がとっても暖かい
雰囲気になりました。
初挑戦の人はこの涙真似したほうが
良いと思います!
▼肌の塗り方
本当にめちゃくちゃ細かく描いているんですよね
ホント完全再現してやろうと思って
拡大縮小を繰り返して考えたんですけど
わからない・・・。
ごめんなさい!どれだけ見ても私の技術では
何もわからない領域でした・・・。
合成方法は色々試した方がいいです。重要です
▼花
難しかったので私なりの鼻を描きました。
テーマが【憧憬】だったので
雨に濡れた後太陽に照らされ輝く花を
描きたいと思いイメージしながら描きました。
オレンジと水色は私なりのorieさんの
イメージカラーです。
ありがとうの気持ちを込めて描きました。
▼リンゴ
ことあるごとに描いてるなって思うですよ
ですが、そんなリンゴの中でも
一番いいリンゴが描けたと思います。
皮の照り具合、リンゴの果肉部分の色合い
何より美味しそうに描けたなと思います。
食べ終わったあとなんですけどね(笑)
知恵の実っていう響きがたまりませんね!
こだわり③|使用ツールと合成方法のご紹介!
今回のイラストを描く際に使用ツールそして合成方法の一部をご紹介します!
もし同じような絵を描きたいと思った人の力になればと思います。
▼油彩荒筆
使用しました。
髪の毛の部分やリンゴの部分を見てもらえれば
わかりやすいと思うのですが、
良い感じにかすれるんですよね!
厚塗りをする人は
ぜひ一度使ってみてください!
▼木漏れ日ブラシ
このツールを使用します。
この筆の良いところは、思いもよらない影ができることです。もともと影を作るツールなので当たり前っちゃ当たり前なのですが
ホントに綺麗な影を簡単に作ることができるので
初挑戦の人は必須のツールだと思います!
▼ggpen
このペンの利点はかすれた線が描けることです。
かすれすぎないのが
良いところだなぁと思います。
今回のイラストでは、
主に髪はこのペンを使用しています。
一本々髪を描くときに最適な筆となっています!
▼スクリーン
比較(明)、加算とこちらの
スクリーンをしようしております。
この合成方法は他に比べ
光過ぎないというのが特徴です。
アナログの雰囲気を出したい場合
光を当てたいときには非常に使いやすいのではないかなと思います。
▼カラー比較(明)
オーバーレイに比べ
下地の色と比較して明度を上げるため
直接的な光り方をしないんですよね。
正直言葉で説明すると難しいので百聞は一見に如かず一度ためしてみてください!
使いやすいことは間違いなしです。
まとめ|プロになるために必要な事は・・・
orieさんのおかげでこれからのクリエイター活動にさらに拍車がかかりますね!
とても楽しいクリエイターライフを送ることができそうです。
プロになるために大事な事は自分自身の思いの強さ、結論言うと楽しむことができればそれが一番重要な事なんだなと思いました。それに私自身自分の方向性に迷いが生まれる時期が何度もあったのですが、orieさんに答えを貰い私の考えは間違っていなかったんだと救われたような気がしました。
もしクリエイターを目指し悩んでいるという人は、まずは自分自身と対話しましょう。
苦しいかもしれませんが結局自分が何をしたいのか何を伝えたいのかが一番重要です。
自分の世界を相手に押し付けてやるくらいの気持ちがちょうどいいのかもしれませんね!
私も憧れに少しでも近づけるようこれからもあきらめず努力していくつもりです。
絶対に諦めない。せっかく一度の人生なんです。誰に何を言われようがやりたいことをやりゃあいいんです。やらない後悔よりやった後悔です。
失敗を糧に成功する。そんな当たり前のことを見失わないよう前だけを見つめ進んでいこうと思います。
私とorieさんの使用しているツールはこちら
→ペイントツールのスタンダード【CLIP STUDIO PAINT PRO】
本気でプロを目指したい人はこちら
→マンガ制作ソフトの最高峰【CLIP STUDIO PAINT EX】